概要

「釣り」という名前の由来は対象を糸で釣るから釣りと呼ばれる。そのため網などを使う漁は釣りと呼ばれない、また釣り上げる対象を魚に限定する時は魚釣りの呼称も使われる。(魚以外ではザリガニ釣り、タコ釣りなどがある。)釣りをおこなう場所によってそれを細分化して、海釣り・川釣り・磯釣りなどの呼称もある。海、川、池や湖など場所ごと、そして狙う魚介類の種類などによって、様々な釣り方があるが、魚釣りにおける最も典型的な手順は、以下のようなものと言えるだろう。

「釣り」という用語・概念は、(広義には)釣り針や釣竿を用いて魚介類を採る方法に対して与えられた名称・概念であり、生業として(職業として)行われる漁業上の手法も指しうるし、また、また非職業的に、楽しみとして行われるそれも、どちらも指しうる。例えば、マグロ漁業で行われる一本釣りも釣りの一種であり、またはえなわ漁も釣りの一種とされるし、娯楽や趣味として行われる行為も指しうる。一般人の使用頻度から言えば、「釣り」と言えばもっぱら娯楽のそれを指していることが多いことになる。(→#漁業と遊漁)。

食用になる魚を対象魚とする場合もあれば、魚釣りの過程を楽しむための遊漁もあり、後者の場合には、その場で釣った魚を再放流すること(キャッチ・アンド・リリース)が行われる場合もある。バスフィッシングやヘラブナ釣りがそれである。

釣堀(つりぼり、管理釣り場)とは、人の手によって管理されている釣り場のことで、魚の種類はさまざま(トラウト・オオクチバス・へらぶななど)で、自然の釣り場よりも釣りやすく性別・年齢とはずに幅広く釣りを楽しむことができる。淡水の釣堀もあれば、海水の釣堀もある。場所によってはバーベキュー場が備わっており、その場で釣った魚を食べられる。

釣りと焼きたてのパン

釣り好きの私というか、釣りがほとんど仕事の私であるが、実は実家が長野でパン屋さんをやっている。水と気候が良いということで、なかなか美味しい天然酵母パンが焼けるのである。野尻湖に釣りに行くときは、必ず実家のパン屋によりいくつか天然酵母パンを拝借していく。自然の中で食べるパンは格別である、が釣果が伴わないとそれも半減である。それは私自身の腕のせいなので仕方がないが。


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